公務員の自己PRが難しい理由と、実は評価される伝え方【完全テンプレ付き】

「民間転職を考えているけど、自分にアピールできる強みなんて本当にない…」 そんな風に悩んでいませんか?
私もかつてそうでした。 市役所で働いていた私は「売上も成績もないし、特別なスキルもない」と自信ゼロ。 でも、公務員時代の“当たり前の仕事”が、実は民間ではちゃんと武器になることに気づいたんです。
この記事では、「自己PRできることがない」と感じている公務員のあなたに向けて、
- 公務員の自己PRが難しい理由とは?
- 実は評価される自己PRとは?
- 自己PRのテンプレ構成
- 自己PRを作るための具体ステップ
を、わかりやすく解説していきます。
公務員の自己PRが難しい理由
理由① 業務が伝わりづらい
公務員の業務って多岐にわたっていて、外部の人からはなかなかイメージしづらいのが現実です。
たとえば、異動したばかりの部署の業務って、自分でも最初はピンとこなかったですよね? それと同じで、面接官もあなたの担当業務を聞いても正直ピンとこないんです。
だから、面接で一生懸命に仕事内容を伝えても、反応がイマイチ…。 公務員の“当たり前”は、民間では“わかりにくい”。これが、自己PRの難易度を上げる要因です。
解決策:初めての人に説明する意識で!
制度の説明など、普段の窓口業務で「知らない人に説明する力」は鍛えられているはず。 転職活動でも同じ。公務員以外の人にも伝わるように、丁寧な言葉選びを意識しましょう。
そして、自分の中だけで完結させず、家族や友人に説明してみることが効果的です。 反応を見ながら、「何が伝わりづらいか」を客観視するだけで、格段に伝わる自己PRになります。
もし家族や友人が恥ずかしければ転職エージェントに試してみてください。
理由② 個性が出しづらい
もうひとつの理由は、業務の性質上、個性を発揮しづらい点にあります。
公務員の業務は法律や条例に基づいており、標準化されたプロセスで進められます。
「自分なりのやり方」を出す場面が少ないため、民間のように“成果アピール”がしにくいんです。
実際、担当によって手続きが違ったら市民からクレームになりますよね。 それほど“平等性”が求められる環境だからこそ、自分の強みが見えづらく、PRが難しくなるのです。
解決策:姿勢にこそ個性がある!
重要なのは、**成果そのものではなく、「どういう姿勢で取り組んでいたか」**です。
- ミスを防ぐために丁寧さを心がけていた
- 市民に分かりやすく伝える工夫を続けていた
- 作業効率を高めるために改善を提案した
など、あなたが大切にしてきた“仕事の姿勢”こそが、個性であり強みです。
実際に私は、面倒くさがりで転記作業が嫌いすぎて「どうすれば自動化できるか」ばかり考えていました。 自治会の防災訓練スケジュールを、紙からエクセルに変更し、コード管理することで、 入力・確認・データ抽出を劇的に効率化。
結果、防災活動が活発でない地域をすぐ把握でき、こちらから働きかける仕組みも作れました。
こうした改善への姿勢こそ、民間企業では高く評価されます。
自己PRのテンプレ構成(そのまま使える)
自己PRが難しいと感じる人でも、このテンプレに沿えばスムーズに書けます。
- 結論(強み)
- 仕事の姿勢
- 強みが活きたエピソード
- 採用企業でどう活かせるか
① 結論
最初に「私の強みは〇〇です」と明言しましょう。 最初に言わないと、何を伝えたいのかがぼやけてしまいます。
② 姿勢
普段どんなことを意識して仕事に取り組んでいたかを伝えましょう。
例:自治会からの申請が多かったため、正確かつ迅速にデータ化できるよう、常に作業効率を意識していました。
③ 強みが活きたエピソード
あなたの強みが活かされた具体例を伝えます。
例:防災訓練等の申請業務において、紙のスケジュール管理からエクセル+コード管理に変更。これにより作業時間を1/3に短縮し、自治会の実施率を◯%から◯%に改善しました。
※数字やビフォーアフターがあると効果的です。
④ 採用企業でどう活かすか
ただの自慢話で終わらせないために、企業にどう貢献できるかを明言します。
例:貴社でも業務の効率化やデータ管理の改善に、私の視点を活かせると考えております。
まとめ:自己PRに必要なのは“スゴさ”より“姿勢と伝え方”
公務員の仕事は“成果が見えづらい” “個性が出しづらい”。
でも、それは裏を返せば「仕事への姿勢」をしっかり言語化すれば、ちゃんと評価されるということ。
自己PRで大事なのは、この2つだけ:
- 初めての人にも伝わるように話すこと
- 自分の仕事で“何を大切にしてきたか”を振り返ること
この2つさえできれば、あとはテンプレ構成に落とし込むだけでOK!
最後に
「公務員だからアピールできることがない…」と思っているあなたに伝えたい。
伝え方と構成を知るだけで、あなたの経験は“民間でも通用する武器”になります。
私自身、市役所から未経験で経理職に転職しました。 あなたにも、必ずできます。必要なのは、ほんの少しの視点の切り替えだけです。
あなたの強みは、きっとすでに“持っている”ものなんです。