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公務員の職務経歴書の書き方・テンプレート|見本と実績例を元公務員が解説

pyonji684
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私が公務員から民間企業へ転職しようとしたとき、最初にぶつかった壁が「職務経歴書」でした。

履歴書はこれまで何度か書いたことがありましたが、職務経歴書は完全に初見。「何を書けばいいのか分からない」「履歴書と何が違うのかも分からない」という状態でした。

調べてみても、「書式は自由」「内容は人によって違う」といった情報しか出てこず、手が止まったのを覚えています。

そして何より困ったのは、公務員向けの職務経歴書の情報がほとんどなかったことです。

結果として、最初に作った職務経歴書では書類選考がなかなか通りませんでした。そこから試行錯誤する中で、「民間企業に評価される書き方」があることに気づき、修正後は通過率が上がっていきました。

この記事では、その経験をもとに、公務員が職務経歴書を書く際のポイントを解説します。

この記事を読んでわかること
  • 職務経歴書の基本
  • 公務員が意識すべきポイント
  • 公務員実績を民間向けに変換する具体例
  • そのまま使えるテンプレート

職務経歴書とは?

職務経歴書は、これまでどのような業務を行い、どのような成果を出してきたかを伝える書類です。

履歴書が「基本情報の確認」であるのに対して、職務経歴書は「実務能力の評価」が目的です。採用担当者はこの書類を見て、「この人が入社したら、どんな活躍ができそうか」を判断しています。

つまり、活躍イメージが伝わるかどうかが重要です。

公務員の職務経歴書で意識すべきポイント

誰にでもわかる言葉を使う

民間企業の採用担当者は、公務員の業務内容を具体的にイメージできないケースが多いです。専門用語や制度名をそのまま書いても、読んだ側には伝わりません。

「公務員の常識は、民間では伝わらない」という前提で書くことが重要です。専門用語は平易な言葉に言い換え、制度名だけで終わらせず、その業務が何を目的としたものかを補足するよう意識しましょう。

成果を「変化」で伝える

公務員の仕事は、売上のような分かりやすい数字が出にくいという特徴があります。そういった場合は、「変化」を伝える形にすると整理しやすくなります。

【状況】どんな課題があったか
【行動】自分が何をしたか
【結果】どう変わったか

この3点をセットで書くことで、評価されやすくなります。可能であれば「〇%削減」「〇分短縮」など、一部でも数字を入れると説得力が上がります。

公務員実績を民間向けに変換する具体例

「自分にはアピールできる実績がない」と感じる方もいるかもしれません。しかし、公務員の仕事は成果が数字として見えにくいだけで、実際には多くの改善や調整を行っています。書き方を変えるだけで印象は大きく変わります。私自身の経験をもとに、2つの変換例を紹介します。

変換例① 津波避難計画

公務員的な書き方

津波避難計画作成業務

民間向けの書き方

津波避難計画の策定を担当。避難施設が不足しているという課題に対し、民間企業との災害協定締結を推進。新たに13施設を確保し、計画策定を実現した。

この経験から伝わる能力:課題解決力・交渉力・調整力

変換例② 福祉施設避難計画

公務員的な書き方

福祉施設の避難計画作成支援

民間向けの書き方

福祉施設向け避難計画の作成支援を担当。作成率が低迷している原因を調査し、計画テンプレートの作成や個別の情報提供を実施。作成率を34%から97%へ引き上げた。

この経験から伝わる能力:課題分析・業務改善・数値目標達成

2つの例に共通しているのは、「何をしたか」だけでなく「何が変わったか」まで書いている点です。業務名を一行書いて終わりにしていた以前の自分の職務経歴書と比べると、伝わり方がまったく違いました。

どんな業務でも、課題・行動・結果の3点を意識して掘り起こすと、意外と書けるものです。

公務員の職務経歴書に書くべき5つの項目

① 職務経歴概要(職務要約)

これまでのキャリア全体を、3〜5行程度でまとめます。採用担当者が最初に目を通す部分なので、「どんな経験を持つ人か」が一目でわかるように書きましょう。

大学卒業後、市役所にて約7年間勤務。戸籍課では住民票発行業務や業務改善を担当し、年間数千件の手続きを処理。業務効率化や庁内調整を通じて、事務処理能力と調整力を培いました。

② 職務経歴(配属先・業務内容・成果)

「どこで」「何をして」「どんな成果を出したか」を具体的に書きます。配属先ごとに分けて記載すると読みやすくなります。

市民課(20xx年4月〜20xx年3月)

  • 住民票・戸籍業務の窓口対応
  • 問い合わせ対応の効率化施策を実施
  • マニュアル作成による業務標準化

【成果】

  • 問い合わせ件数の削減
  • 応対ミスの減少

③ 資格

スキルや専門性を客観的に示す項目です。取得年月も記載しておくと丁寧な印象になります。

  • 普通自動車第一種免許
  • 日商簿記2級
  • TOEIC 700点

④ PCスキル

事務処理能力やITリテラシーを判断する材料になります。「使える」だけでなく、どの程度使えるかも添えると伝わりやすいです。

  • Excel(関数、ピボットテーブル)
  • Word(文書作成)
  • PowerPoint(資料作成)

⑤ 自己PR

自己PRで意識すべきは次の3点です。

  • 強み
  • 具体的なエピソード
  • 転職先でどう活かすか

特に重要なのは、「転職先でどう活かすか」まで書くことです。 強みを羅列するだけでなく、入社後の活躍イメージまで描けると、採用担当者の印象に残りやすくなります。


職務経歴書のテンプレート

実際の職務経歴書は応募先に合わせて調整する必要がありますが、まずは以下の形で作成すれば問題ありません。各項目の●●を自分の内容に書き換えてください。


職務経歴書

20xx年xx月xx日
現在 氏名 ●● ●●

<職務経歴概要>
 大学卒業後、●●市役所に入所し、住民課に配属。住民票や戸籍などの各種証明書の発行業務や、マイナンバー関連業務を担当しました。その後、総務課へ異動し、条例案・規則案の審査や業務継続計画(BCP)の策定を担当しています。

<職務経歴>
 勤務先:●●市役所(20XX年X月〜現在) 事業内容:官公庁 職員数:999人

●●●●部 住民課(20xx年x月〜20xx年x月)職員数:xx人

  • 住民票・戸籍の異動処理
  • 各種証明書の発行業務
  • マイナンバーカードの交付および更新手続き
  • 窓口対応マニュアルの作成・更新

【主な実績】

  • 各種申請書の項目を見直し、窓口の待ち時間をx時間短縮
  • 窓口対応マニュアルを作成し、引継ぎ時間をx時間短縮

●●●●部 総務課(20xx年x月〜現在)職員数:xx人

  • 条例案・規則案の審査業務
  • 協議会の運営業務
  • 補助金管理業務(申請・交付・実績報告)
  • 庶務業務(勤怠管理・旅費交通費管理・備品購入・予算とりまとめ)
  • 業務継続計画(BCP)策定業務

【主な実績】

  • 条例案・規則案の審査業務を見直し、受付までの時間をxx%削減
  • 条例・規則の管理台帳をExcelからAccessに変更し、検索性を向上

<資格>

  • 第一種普通自動車免許(20XX年X月)
  • TOEIC Listening & Reading Test XXX点(20XX年X月)
  • 日商簿記検定試験2級(20XX年X月)

<PCスキル>

  • Word(文書作成)
  • Excel(関数・ピボットテーブル・マクロ)
  • PowerPoint(資料作成)

<自己PR>
◯調整力 現職では一人で完結できる業務は少なく、庁内の関係部署と連携しながら進めるため、調整力が求められます。調整の際には、相手に極力負担をかけないよう配慮しながら、メリットを提示するなど、合意形成をスムーズに進めることを意識してきました。(エピソード省略)この強みを活かし、社内外の方と連携しながら円滑に業務を進めることで貢献していきたいと考えています。

◯コミュニケーション能力 現職では様々な方と接する機会が多く、どうすれば自分の意図を正しく伝えられるかを常に意識してきました。(エピソード省略)相手の意見に丁寧に耳を傾けながら、自分の考えを正確に伝えることで、より良い結果の創出に貢献していきたいと考えています。

                                            以上


職務経歴書を書いた後にやるべきこと

職務経歴書は、書いて終わりではありません。必ず第三者に確認してもらうことをおすすめします。

私自身も最初は「これで問題ない」と思って提出していましたが、後から見直すと、公務員にしか伝わらない表現が多く残っていました。転職エージェントに添削してもらったことで、そういった伝わりにくい表現に初めて気づくことができました。

職務経歴書は、自分では「伝わっている」と思っていても、第三者から見ると意図が届いていないことが少なくありません。特に公務員から民間への転職は、業務の前提が異なるぶん、一人で仕上げるよりも第三者の視点を入れた方が完成度が上がりやすいです。

まだ転職エージェントを活用していない方は、一度相談してみるのも選択肢のひとつだと思います。

まとめ

公務員の職務経歴書が評価されにくいのは、能力が低いからではなく、伝わりにくい形になっているからです。

重要なのは、どんな立場で、どんな役割を担い、どんな工夫をして、どんな成果を出したのかを、相手に伝わる言葉で整理することです。

  • 「課題・行動・結果」の3点セットで成果を書く
  • 専門用語や制度名は平易な言葉に言い換える
  • 「転職先でどう活かすか」まで書いて活躍イメージを伝える

最初から完璧に仕上げる必要はありません。まずはテンプレートを使って一度書いてみて、修正しながら精度を上げていくことが大切です。

「これで伝わっているのか不安」「民間向けの表現になっているか分からない」と感じたときは、転職エージェントの添削を活用してみてください。一人で悩むよりも、早く方向性を整理できると思います。

ABOUT ME
ぴょん
ぴょん
経理マン@元公務員
・某市役所に7年間ほど勤務。
・アラサー未経験から上場企業の経理へ転職。
・転職を考えている公務員へ未経験でも通る転職戦略を発信。
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