【公務員転職】やりたい仕事がない私が「経理」を選んだ理由
「公務員を辞めたい。でも、次にやりたい仕事が分からない」
これは、転職活動中の私がずっと抱えていた悩みでした。
民間企業へ転職したい気持ちはある。
でも、
「営業みたいにコミュ力が高いわけじゃない」
「ITエンジニアみたいな専門スキルもない」
「そもそも自分って民間で通用するのだろうか」
そんな不安ばかりが頭に浮かんでいました。
公務員は、数年ごとに異動があります。
幅広い経験ができる反面、
「これなら誰にも負けない」
と言える専門スキルを実感しづらい環境でもあります。
だからこそ転職活動を始めたときに、
「自分には何もない」
と感じてしまう方は、本当に多いと思います。
そんな「次にやりたい仕事が分からない」と悩む公務員の方に、私は「経理」という仕事をおすすめしたいです。
実際に私は、市役所から上場企業の経理へ転職しました。
もちろん簡単ではありませんでした。
ですが今振り返ると、公務員と経理はかなり相性が良い仕事だったと感じています。
今回は、元公務員の私が「なぜ経理を選んだのか」を、実体験を交えながらお話しします。
公務員からの転職先に経理をおすすめする5つの理由
① 公務員と経理は「仕事の進め方」がかなり似ている
公務員の仕事は、法律や条例などのルールに基づいて進みます。
例えば、
- 決裁
- 申請書類の対応
- 議会の対応
- 文書の記録
なども、「決められたルールに沿って、正確に処理する」ことが求められます。
一方で、経理も同じです。
経理は、会計基準や税法などのルールに沿って仕事を進めます。
つまり、
- 根拠を確認する
- ミスなく処理する
- 正確に数字を扱う
という感覚がかなり重要になります。
これって、公務員として働いてきた方なら、すでに自然と身についている力なんですよね。
もちろん最初は覚えることも多いです。
ただ、
「ルールに沿って正確に処理する」
という土台がある人は、経理とかなり相性が良いと感じています。
② 繁忙期と閑散期が明確で、予定を立てやすい
民間企業に対して、
「残業だらけなのでは?」
「休日も仕事なのでは?」
というイメージを持つ方も多いと思います。
もちろん会社によります。
ただ、経理は比較的スケジュールが読みやすい職種です。
例えば、
- 月末月初
- 四半期決算
- 年次決算
など、忙しくなるタイミングがある程度決まっています。
逆に、それ以外の時期は比較的落ち着いている会社も多いです。
公務員時代は、
- 突然のクレーム対応
- 災害対応
- 議会対応
などで予定が崩れることがよくありました。
その点、経理へ転職してからは、かなり予定を立てやすくなりました。
旅行好きの私にとっては、ここはかなり大きなメリットです。
③ どの会社にも必要だから、転職先の選択肢が広い
経理の強みは、「どの会社にも存在する職種」であることです。
メーカーでも、IT企業でも、不動産でも、ベンチャーでも、会社である以上はお金の管理が必要です。
つまり、一度スキルを身につければ、業界を変えても働きやすいんですよね。
さらに、会計の考え方は世界共通です。
「この会社でしか通用しないスキル」になりにくいため、将来的な安心感にもつながります。
公務員時代の私は、
「役所の外で自分は通用するのだろうか」
という不安をずっと抱えていました。
だからこそ、
“どこでも使えるスキル”
が身につく安心感はかなり大きかったです。
④ スキルが積み上がる実感がある
これは、転職して特に感じた部分です。
公務員時代は、
「この経験って転職市場でどう評価されるのだろう」
と不安になることがありました。
一方で経理は、経験そのものがスキルとして積み上がっていきます。
例えば、
- 月次決算
- 年次決算
- 税務
- 原価計算
- 連結会計
- 開示業務
など、経験する業務の幅が広がるほど、自分の市場価値も上がっていきます。

もちろん、地味な作業も多いです。
決算期は普通に忙しいですし、数字のミスは許されません。
ただ、
「昨日の自分よりできることが増えている」
という感覚はかなり強い仕事だと思います。
私はこの感覚がすごく嬉しかったです。
⑤ 未経験でも挑戦しやすい。必要なのは「簿記2級」
未経験から転職を目指すとき、
「何を頑張ればいいのか分からない」
という状態はかなり苦しいです。
その点、経理は努力する方向が分かりやすい職種でした。
例えば営業職なら、
「コミュニケーション能力」
のような、少し抽象的な力を求められることがあります。
ITエンジニアなら、スキルだけでなく、自分で作った成果物(ポートフォリオ)が必要になるケースも多いです。
一方で経理は、
「簿記2級」という分かりやすい基準があります。
もちろん簡単ではありません。
ただ、公務員試験を突破してきた方なら、十分戦える難易度だと思います。
実際、私自身も簿記2級を取得してから、書類選考の通過率がかなり上がりました。
未経験でも、
「ちゃんと努力してきた」
ことが伝わりやすい職種だと思います。

私が経理を選んだ理由
転職活動を始めた頃、私はかなり焦っていました。
「このまま役所しか知らずに30代を迎えて大丈夫なのだろうか」
そんな不安がずっと頭にありました。
だから私は、
「いつでも転職できるスキルが欲しい」
と強く思うようになったんです。
そんな中、YouTubeで
「簿記があれば食いっぱぐれない」
という動画を見たことがきっかけで、簿記の勉強を始めました。
最初は軽い気持ちでした。
でも、勉強していくうちに、簿記にはパズルのような面白さがあることに気づきました。
数字がぴったり一致したときの感覚が気持ちよくて、
「なんかこれ面白いな」
と思うようになったんです。
そこから自然と経理に興味を持つようになり、未経験から経理職へ挑戦しました。
結果として、私は上場企業の経理へ転職することができました。
まとめ|「やりたい仕事がない」は悪いことじゃない
「やりたい仕事がない」
これは決して悪いことではないと思います。
むしろ、
「次は失敗したくない」
と真剣に悩んでいる証拠です。
私自身、転職活動中はかなり悩みました。
ですが今振り返ると、
「スキルが積み上がる仕事を選びたい」
という軸を持てたことは、本当に良かったと思っています。
もし今、
- 次に何をしたいか分からない
- 民間で通用するか不安
- 将来に強いスキルが欲しい
そう感じているなら、ぜひ一度「経理」という選択肢を調べてみてください。
意外と、
「自分に向いているかもしれない」
と思える仕事かもしれません。



